精密板金、製缶加工に高い技術。 オールマイティーな生産体制を構築。

精密板金、製缶加工に高い技術。 オールマイティーな生産体制を構築。

 

株式会社川崎製作所

ステンレス・アルミ・鉄を素材に、半導体や食品製造ライン、光学機器関係の板金部品やフレームなどの筐体や建築用資材の板金部品等を作っています。レーザー加工機による切り抜きから、曲げ、溶接などハンドメイドによる職人技、“匠の技”による加工を得意とし、複雑な形状の構造物を作り出します。

株式会社川崎製作所
代表取締役 川崎 好仁

●会社紹介

1966年に創業した頃は、主に国鉄の鉄道信号機の板金加工を手掛けていました。以来、お客様の「こんなものができないか?」といったご要望にお応え続けた結果、現在、製造分野は半導体装置、液晶有機EL装置、食品関連製造機械、設備関連等、多種多様な板金部品に拡大しています。中でも、金属板を切断や曲げ、溶接、機械加工を用いてフレームや筐体といった複雑な形状を作り出す「精密製缶加工」は、弊社の最も得意とする技術です。

弊社は、綾瀬市内の2つの工場で月産500種類を超える多品種小ロットの精密板金部品、製缶板金加工製品を製造・納入しています。高いレベルの板金加工製品を製造するために、積極的な設備投資、作業者の技能向上等を図り、つねに「品質向上・納期厳守・コスト低減」に努め、精密板金・製缶板金のニーズにオールマイティーに対応。ワンストップでお任せただける体制を構築しています。


 


●事業の特長

弊社の強みを主に3点挙げますと、「精密板金から精度を要する製缶まで、幅広いニーズに対応」「塗装、メッキ、簡易組立まで一貫して製造」「多品種小ロット生産に対応」となります。特に、難しい技量を要する加工ほど弊社の得意とする領域です

【製缶板金加工】
製缶加工とは角パイプ、アングル等の複雑な形状をもつ架台やフレームを製作する技術で、精密板金と曲げ加工、切断の技術を活かして一品一品製作していきます。通常の比較的薄い金属板を使う板金加工と違い、製缶板金加工は厚めの金属板の切断や曲げ、溶接など行い、箱状の外板や容器、骨組み状のものを作り出します。製缶には熟練の技が必須であり、高い技術力を必要とします。製缶加工の質は溶接加工が決めるとも言われ、漏れなどが発生しないよう、熟練の作業者が高品質な溶接を行います。


【精密板金加工】
製缶板金加工のほか、精密板金加工では生産ロットの少ないものでも、設計から製造・塗装まで一貫生産します。非常に高い精度が要求される溶接にも、長年の経験で培った技術力を発揮するため、水密検査・暗室検査が求められる製品も安心してお任せいただけます。


【設計・生産体制】
弊社は、お客様の手書きの図面から3Dデータを作成し、プレス加工、溶接加工の一貫生産を行っています。弊社の設計担当がCAD/CAMを駆使し、お客様の製品・試作品を迅速に製作いたします。
生産工程としては、切断・抜き加工、曲げ加工、溶接加工、穴あけ・タップ加工、機械加工(マシニング加工)、研磨加工、表面処理加工の後に、加工した製品を塗装工場(外部協力会社)に持って行き、塗装処理してお客様に納品します。弊社は綾瀬市内の協力工場とともに一貫体制を築いており、すべてをお任せいただけるワンストップ対応が最大の特徴です。

【品質管理】
「ものつくりは人格のあらわれである」との考えのもと、「ISO9001品質マネジメントシステム」を2006年に取得。その後、2015年にISO9001の認証を返上し、現在は、弊社独自の品質マネジメントシステムを運用しています。お客様のご期待に応えられるようつねに品質の向上に努めています。

●その他活動・今後の展開

【理念に基づいた経営】
「最高の品質こそ最大のサービス」を経営理念とし、「良い製品・喜ばれる製品を作ることを追求し、すべての人が幸せになる社会を創造する」ことを目指して事業を展開しています。


【新分野への挑戦】
幅広い業種のお客様の信頼にお応えしています。医療機器や福祉車両開発など、お取引のない新しい分野のご依頼に関しても積極的に対応していく方針です。
また、BtoB領域からBtoC領域への対応も進めています。最近では、アルミ・ステンレス加工の独自技術を活かし、「ペットのお部屋」を高いクオリティーで製作。ペットショップ、ブリーダーと協力して販売しています。さらに、アート作家との協働も行い、モニュメントの美術館への出展や店舗内装への協力なども行っています。

【環境活動、SDGs】
弊社は、持続可能な社会を構築するために環境省が推進している「エコアクション21」を2010年に取得。特に板金加工は生産設備で電力を多く使用することから、省電力・省エネルギー化に力を注いできました。加えて省資源、廃棄物削減等への取り組みも行い、「環境経営」を進めています。
近年ではSDGsに対する取り組みも強化しております。17目標のうち、「4.質の高い教育をみんなに」は、社員の技術的な向上のために、溶接技術資格や講習などに積極的にサポート。「8.働きがいも経済成長も」では、働きやすい環境、働きがいのある環境を整えています。さらに、「9.産業と技術革新の基盤をつくろう」では、レジリエントなインフラを整備し、持続可能な産業化を目指します。

■会社概要

社名 株式会社川崎製作所
フリガナ カブシキガイシャカワサキセイサクショ
住所 〒 252-1123 神奈川県綾瀬市早川2805-34
拠点 第一工場/825平米 第二工場/495平米
代表電話番号 0467-77-0411
FAX 0467-76-8445
代表者 代表取締役 川崎 好仁
創業 1966(昭和41)年1月
資本金 1,000万円
従業員数 25名
URL https://kawasaki-seisaku.co.jp/
e-mail yoshi@kawasaki-seisaku.co.jp

■事業内容

事業内容 産業機械装置等に使用する筺体、架台、精密板金部品などの製造
加工品 工作機械、加工機械、半導体製造装置、食品機械、搬送機械、筐体、サーバー、セキュリティ、機械加工部品、組立機械ほか
加工素材 アルミ、貴金属、ステンレス、鉄鋼
取得資格 エコアクション21認証取得(2010年~現在)

主要設備名称形式能力台数

三菱炭酸ガス二次元レーザー加工機 HV2-R 1台
三菱炭酸ガス二次元レーザー加工機 2台
CNCタレットパンチプレス アマダ製 20t ‘×8’ 1台
自動供給装置 アマダ製 1台
NC装置付きベンダー 170t、125t、80t、50t、35t 5台
溶接機(CO2) 12台
溶接機(Ar) 12台
テーブル型スポット溶接機、定置型スポット溶接機 3台
旋盤、フライス、アイアンワーカー、パワープレスCAD アマダ製 1台
CAD CADMAC製 3台
主要取引先 半導体、液晶製造装置メーカー
食品加工製造装置メーカー
工作機械メーカー ほか

株式会社川崎製作所

株式会社川崎製作所

  • 金属
  • 機械