2023/5/8 綾瀬イノベーション推進委員会 定例会 議事録

2023/5/8 綾瀬イノベーション推進委員会 定例会 議事録

□イノベーション推進委員会主催のセミナーについて
・日程は6/8から9/14に変更。会場は商工会館を予定。定員40名程度。
・セミナーを委員会参加者の拡大につなげたい。
・将来的に企業経営を担う若手や、市内に進出してきたばかりの企業にも参加してほしい。
・セミナー後の交流会にも多く参加してほしい。
・原稿案はあるので、チラシは早めに用意する。

 

□地域間連携について
・コロナ前から大阪府大東市と交流している。DAITO DOUKI CAMPUSや地元の工業高校との交流等の取組が有名。
・ただの工場見学ではなく、テーマを決めて視察する。先方も見てほしいものがあるはず。
・委員会内の活動グループレベルで検討を進める。

 

□寒川町との交流
・寒川町からオファーがあった。さむかわ次世代経営者研究会参加企業と町役場職員が次回定例会にオブザーバーとして参加予定。
・町独自の取組として、中小企業診断士を地域経済コンシェルジュとして配置し、支援活動をしている。
・研究会内での課題等があれば共有してもらい、意見交換等も行いたい。

 

□あやせ工場宿泊研修の振り返り
・参加者同士の交流を深められ、よい刺激を受けてもらえたように感じる。しかし、会社からの使命感を持って参加できた者は少なかった印象。
・次回は、オリエンテーションを早期に実施するか、教育係の社員や2~3年先輩の社員が参加することも検討する。

 

□予算と会費
・コロナのため、しばらく会費を徴収していなかった。
・事業計画をもとに収支を検討し、会費金額を検討する。
・次回までに正副委員長間で事業計画を検討して提示する。

 

□現在の課題感
・人材育成、社員教育
 10年間は教育が必要と考える。
 コーチングに力を入れている。やめる人が減った。やめる前の相談ができるようになった。
 新卒採用にチャレンジできていない。
 70歳以上の割合が多い。扱う品目が軽量なため、年齢を重ねても従事できるが、いつまでもは続かない。新陳代謝を考えないといけない。
・白黒つけるのがマストではなく、グレーゾーンも必要。100点を取れる見込みがないと取り組まない若者が多い。世の中にはグレーの部分もあることを分かってもらいたい。国の方針や計画についても同じで、完全にできる訳ではない。身の丈に合った対応が必要。
・セクショナリズム
 社内部署間での対立が一部で見られる。売り上げ向上という目的に向かって、社員の意識を合わせていくことが必要。
・販路拡大
 対応業種を狭く限定しない戦略の立て方。どれかが当たればよいと考え、同時並行で取り組んだところ、繁忙等のタイミングが同時となり混乱した。
・多様化する客先の要望
 多品種小ロットだけでなく大ロットにも対応するため、社員みんなで考えてもらい、現場力を高めたい。
・SDGsやBCPなど。
 担当部署が曖昧な業務は社長案件となってしまう。計画の認定をとっても中身がない。
・働き方改革
 ワクチン接種の親族付き添いに係る特別休暇等、フル活用することは制度上問題はないが、単身者から不満の声もある。
・自社商品販売
 なかなか儲からない。売り上げに対する利益率は高いが、今までの投資額を回収できてはいない。
・特定大企業への依存
 取引先の業績不振等の影響を受けても、少し遅れて回復するが、依存体質になっている。
 仕事が勝手に降ってくるため、営業がいなくても成立しているが、いつまでもは続かないと考えている。
・操業環境
 工場が住宅地に近いのが不安要素。住民活動で撤退した工場もあると聞く。
→全体として、市施策は上記課題に対応したものとなっており、一定程度カバーできていると思われる。

 

□次回定例会
 6/5 17:00~

 

□次回定例会の議題(予定)
・4月実施のあやせ工場宿泊研修の参加者に対するアンケート結果
・5月末実施予定のあやせ工場合同研修の経過報告
・9月セミナーの骨子案 など

綾瀬イノベーション推進委員会

綾瀬イノベーション推進委員会

綾瀬イノベーション推進委員会は「ものづくりのまち あやせ」の経営者等で組織された任意団体です。持続可能な「ものづくりのまち あやせ」を目指し、中小製造企業の持つ共通課題の解決や、新たな価値の創造(イノベーション)にむけ、セミナーの開催・行政への施策提案・他地域団体との連携を図っています。

○結成:平成27年10月
○委員数:14名(R4.4時点)
○委員:市内中小製造業若手(創業2代目)経営者及び幹部
○事務局:綾瀬市 工業振興企業誘致課
○目的:
・市内製造業の技術力のPR
・市内製造業の方向性の模索
・企業集積を活かし、業種・業態の違いを超えた"ものづくりネットワーク"構築の推進
・協同受発注の誘発
・企業経営者目線による、市内企業が必要とする施策についての検討

○活動:
①他地域工業団体等(大田区、大東市など)との交流(平成28年6月~)
   両組織の視察や情報交換を行い、ビジネス交流の実施。

②イノベーションものづくりプロジェクト(平成28年11月)
一般公募型ものづくりプロジェクト・子どものころの夢、日常の困りごとを市内企業の技術を活かし解決することで、技術力のPRを行う。

③あやせ工場合同入社式・合同研修(平成29年4月~)
市内に就職した新人を対象にした合同研修、合同入社式を実施。
若手同士のネットワーク構築、人材定着を目指す。

④経営課題を抽出し産業振興施策の検討、地域ブランディングの提言
  人材確保・定着、女性・外国人の活躍、障がい者雇用、販路拡大、技術大会、etc