「牛の歩みも千里」を体現するものづくり女子
ノーブル電子工業㈱ トーさん
ベトナム出身のトーさんは、市と市商工会が連携して取り組む外国人技能実習生受入事業の１期生として令和３年１月にノーブル電子工業㈱に入社し、自動制御盤の配線工程を担う技能実習生だ。
小学生の頃から日本のテレビアニメを見て育ち「いつか日本へ行きたい」と思い続け、ベトナムにいた時から日本語の勉強を頑張ってきたトーさん。
念願が叶い、来日し「ベトナムに比べバイクが少なく静かで環境が良い」と感じたことは鮮明に記憶している。
入社してからは、日々、自分の背丈を超える大きな基盤と向き合い、先輩達のアドバイスを受けながら、速く正確に配線することを学び、技能検定にも合格した。
昨年９月には、日本語能力評価試験Ｎ３に合格し、今年、Ｎ２に挑戦するため勉強を欠かさない。
来日後、日本人の優しさに触れ、感動し、さらに日本への関心が高まり、最近では「日本の友人」と「日本料理」をつくることがトーさんの小さな目標だ。
何事にもしっかりと真面目にコツコツ取り組んできた努力家のトーさん。
「家族には会いたいけれど、今は、日本での経験を大切にし、将来の夢に繋げていきたい」と少し照れながらも、しっかりとした眼差しで話してくれた。
小学生の頃からの「想い」を実現させ、来日してからも努力を忘れず、将来に向け一歩一歩しっかりと歩んでいる彼女の姿はとても凛々しく、次の夢を実現する姿が容易に想像できた。
取材の申込み、問合せは工業振興企業誘致課0467-70-5661まで