『ものづくりを再発見』(㈲馬場製作所 細川峻さん)

『ものづくりを再発見』(㈲馬場製作所 細川峻さん)

【脱公務員、継ぐ町工場と挑戦の場】

㈲馬場製作所 細川峻さん

 

細川峻(すぐる)さんの前職は公務員。15年務めた市役所を辞め、2020年4月に父の経営する㈲馬場製作所に入社した。精密板金加工を手がける同社で経理や総務を担当し、2年経ちようやく会社の流れを掴めたという。
「町工場は馴染み深い場所でしたが、事業を継ぐ予定は無く、市役所に就職しました。ある日突然、父から会社を手伝ってほしいと言われ、初めてのことに大変驚きました。この会社に入るということは、いずれ会社を継ぐ覚悟が必要です。ずいぶん悩みましたが、社会や顧客のニーズにあわせて柔軟に適応する組織に魅力を感じ、入社を決めました。」と柔らかい雰囲気の峻さん。
現在の目標はものづくり技術を学ぶこと、顧客にも社員にも選ばれる会社になること、そして地域の仲間と共に地域産業を盛り上げるために挑戦をすることだ。
「技術を学び、前職の経験を活かして顧客にも社員にも選ばれる会社を目指すとともに、地域産業の活性化も進めていきたいです。幸いこの地域にはものづくり企業がたくさんあり、同じ若手世代が集まりつつあります。同じ思いを持つ若手メンバーで組織した綾瀬吉岡工業会『翔友会(しょうゆうかい)』を基に、地域産業のこれからを考え、選ばれる会社、選ばれる地域を目指し、協力し合いながら挑戦していきたいです。」
“会社”と“地域”、二つの目線で挑戦を決意した峻さん。『ものづくりのまちあやせ』で新たな世代が動き出した。

 

 

 

 

取材の申込み、問合せは工業振興企業誘致課0467-70-5661まで

有限会社馬場製作所