『ものづくりを再発見』((有 )大場工業所 大岡泰成さん)

『ものづくりを再発見』((有 )大場工業所 大岡泰成さん)

【働く原動力は、楽しいという気持ち】

(有 )大場工業所 大岡泰成さん

大岡さんは令和5年4月から溶接加工を行う(有)大場工業所に勤務する溶接技能者だ。
工業高校時代、夏休みを返上して毎日学校に通い課題の練習に取り組み、学校代表として電気工事コンテスト関東大会に出場した経歴を持つ。幼少期から信号機に関する専門書や仕様書を読み込み、全国各地を訪問し信号機の歴史や構造を研究しており、大学では理工学部で設計や構造計算などを学んだ。
同工業所との出会いは、信号機の研究道具の修理を依頼した時。大場会長に溶接加工の奥深さを教わり、技術力だけでなく、人柄に魅力を感じたと話す大岡さん。「今までの経験とこれから習得する溶接技術を融合させて、世の中に役立つ製品を生み出したい」と思い、公務員からの転職を決意した。
現在は油圧タンクを仮止め溶接する業務を行っている。その他にもさまざまな溶接技術の習得にのめり込み「今の仕事は1から物が出来上がっていくのが楽しい。仕上げ一つにしてもお客様に喜んでもらえる仕事がしたい」と話す。
一つのことに夢中になれる性格を強みに、今後も溶接技術を磨いてもらい、あやせのものづくり技術のレベル向上を期待したい。

 

 

 

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有限会社大場工業所