【成長の秘訣は「向上心」と「感謝の心」 】

鶴盛工業(株)　エルウィンさん

小さい頃から手作業が好きだったエルウィンさんは、19歳の時に日本で働くためにインドネシアから来日した。
バスや加工機械の部品を製造する鶴盛工業（株）でベンダー加工を担当して5年目を迎える。
自分の能力を試すため、板金技能を競う「あやせ技能五輪」への挑戦を決め、先輩のサポートを得ながら大会に向け課題製作に取り組み、
最優秀技能者となった。
「お世話になった先輩に恩返しができたことはうれしいが、技術的には満足できない出来栄えだった」と振り返る。
日本に来て5年目を迎え「日本の文化や季節は大好きだが、どうしてもふるさとの味が忘れられない」と少し照れながら話す。
「これからは、ベンダーの加工精度を高めながら、同時に日本の食文化にも挑戦していきたい」と語った。
家族思いで、常に周りへの感謝を忘れず、自分がここにいる意義を見いだすために努力を惜しまない彼が、あやせ技能五輪で結果を
残せたことは必然かもしれない。
異国の地でさらなる高みを目指す姿はとてもりりしく、これからも小さな成功を積み上げて成長していくことを期待したい。

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