『ものづくりを再発見』(鶴盛工業(株) 勝賀瀬さん)

『ものづくりを再発見』(鶴盛工業(株) 勝賀瀬さん)

一番よりも上を目指して

(鶴盛工業(株) 勝賀瀬さん)

 

勝賀瀬さんは、自動車や工業用大型機械の部品を設計・製造している鶴盛工業(株)の溶接工で、今月で入社6年目を迎える。高校卒業後、アパレル会社やレンタルビデオ店の販売員として働いていたが、30歳を目前に「将来、働き続けるために手に職をつけたい」と考え、「ものづくり」の道に進むことを決意。「製造業の仕事内容は全く想像がつかなかった。自宅に届いた求人チラシを見て、どんなに大変でも挑戦してみようと思い、今の会社に飛び込んだ」と当時を振り返る。当初は、体力面での不安もあったが、毎朝のジョギングと日々の業務で体力がつき、こなせる仕事量が徐々に増えていった。
販売員時代に先輩からよく言われていた「失敗したとき、原因を追究するとともによく理解し、対策を考えること」という言葉は、ものづくりにおいても重要な心構えであり、今でもスキルアップのために大切にしている。10月に開催された溶接技能を競う大会「あやせ技能五輪」では、各審査項目で満点という結果を残し、最優秀賞を獲得したが「自分の中でいくつかうまくいかなかったと思う箇所がある。大会終了後に反省し、改善策を考えた」と語る。
これからも、持ち前の向上心でさらなる成長を目指し、高品質な製品を綾瀬から世に送り出してほしい。

 

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