かながわビジネスオーディション2022で綾瀬市内企業2社が特別賞をダブル受賞しました

かながわビジネスオーディション2022で綾瀬市内企業2社が特別賞をダブル受賞しました

 神奈川県内のビジネスプランを競う「かながわビジネスオーディション(KBA)2022」で、本年度に申請のあったビジネスプラン89件の応募の中から、綾瀬市内の企業2社が特別賞を受賞しました。2社ともに特別賞の他、2社合わせて3つの賞を受賞しました。
特別賞は、新たな生活様式への対応(新型コロナウイルス感染症に関連するビジネスプランを含む)やシニア・女性ならではの観点がある時代のニーズにあった3つのビジネスプランなどに贈られる賞で、神奈川県知事賞、イノベーション大賞に続く賞です。

受賞した企業
【NKシステム株式会社(野口工業株式会社)】
・ビジネスプラン名:社内ベンチャー発「身の丈DX~見える生産管理」

・概要
野口工業株式会社が自社の課題解決のために起業したNKシステム株式会社。長年培った製造業のノウハウを生かし、カスタム性が高く、既存設備や自動化設備との連携もできる中小企業に“ちょうど良い”(身の丈に合った)システム「DAIQ(ダイク)」を開発。現場にあったカスタム性と価格競争力を強みに、製造業のデジタル化のハードルを下げ、品質・価格、納期の向上と「ウィズコロナ」に対応した省人化に貢献します。

・受賞した賞
特別賞、神奈川産業振興センター賞

・同社代表取締役社長 野口 博永さんのコメント
同じ市内の工業仲間の企業と最終審査に挑み、ダブル受賞できたこと、大変うれしく思います。旭工業さんのSumiシリーズは、弊社でも愛用しており、ファイナリストのライバルながら、いちユーザーとして応援しました。
自社の課題解決を起点に開発した、大手では難しい「ノウハウ」「対応力」「コンパクト」を強みとして開発したDAIQを武器に、小さなデジタル化、自動化の一歩目を迷っている中小企業の力になりたいです。この受賞を励みに、中小製造業の数多く立地する「ものづくりのまち あやせ」発のシステムとして、綾瀬市内を始め、日本のものづくりに貢献していきたいです。

【旭工業有限会社】
・ビジネスプラン名:町工場の技術で調理器具開発!巣ごもり時間を優雅においしくヘルシーに

・概要
専業として長年培った匠の技術と特殊素材(カーボングラファイト)、優れたデザインを掛け合わせBtoC製品群「Sumiシリーズ」を開発。「Sumiトースター」を中心に、パン好きのエンドユーザーだけでなく、高価格帯のベーカリーとの共同開発など(BtoBtoC)で、新たな販路を拡大し、新たな「稼ぐ力」の創出と「町工場」の社会価値の向上を図ります。

・受賞した賞
特別賞、神奈川県信用保証協会賞、神奈川県中小企業診断協会賞

・同社代表取締役社長 嶋 知之さんのコメント
実は、NKシステムさんのDAIQは、弊社工場にも導入しており、Sumiシリーズの生産においても不可欠なシステムで、プレゼン審査ではNKシステムさんをいちユーザーとして応援していました。綾瀬市内企業の同志であり、お互いの良さを知るユーザー同士がダブル受賞できたことは、めったにないことで、大変光栄に思います。
弊社のつくるSumiシリーズは、いち企業のBtoC商品というだけでなく、一般の方と町工場をつなぐ役割を担っています。これからも、野口工業さんはBtoB、弊社はBtoBtoCビジネスとしてSDGsを推進し、共に「ものづくりのまち あやせ」のPRを進めながら、社会に貢献したいと思います。

【かながわビジネスオーディションとは】
同オーディション実行委員会主催で、新たに取り組もうとする事業に関するビジネスプランを募集・評価し、より広い層への情報発信の場の提供ならびに事業実施前後を通じて販路開拓支援など一貫した支援の提供を目的に開催するものです。
最終審査会当日に発表されたビジネスプランの中で、神奈川県の社会・経済に貢献し、ビジネスとしての完成度が高く、将来の成長が期待されるなど、神奈川発ニュービジネスとしてふさわしいと評価されたものには神奈川県知事賞が、その他の優れたものには、イノベーション大賞や特別賞、実行委員会構成団体や協賛機関構成団体などから団体賞などが贈られます。

 

NKシステム株式会社の野口さんがプレゼンする様子

旭工業有限会社の嶋さんがプレゼンする様子

特別賞受賞の様子

ダブル受賞した嶋さんと野口さん