(1)産業技術情報等の流出防止講座
神奈川県警
(2)綾瀬工業団体連合会 講演会
11/25 16:45〜17:45
講師 綾瀬イノベーション推進委員会 委員長 斉藤 隆訓
テーマ 「次世代の製造業を綾瀬市から発信する」
(3)燕市視察報告
○燕市は、市町村と国との繋がりが強く、人事交流を定期的に行なっている。
経産省から出向職員が燕市ポストについており、国施策等の情報交換が活発。
燕市商工会議所の補助金支援も活発。また、若い層の頑張りもある。行政、支援機関、企業が活発に動いている。
○工場の祭典も、マッチングも、とにかく繋げる・とにかく事業化する・とにかく進めることができるキーパーソン(人材)いる。綾瀬にも必要。
工場の祭典は開催範囲が広く、あくまで一部が点でやっている。広域で行うイベントとして参考になる。
常に工場見学が可能な企業がいくつもあるが、それぞれ企業ごとの色があって面白い。来場者に都度挨拶をしてくる企業、全く意識市内企業。どちらも正解。
○諏訪田製作所も藤次郎も365日毎日がオープンファクトリー。
工場を見て、お土産買って帰る、綾瀬にもそういう企業があっても良い。
資料館等、綾瀬市よりずいぶん上を行っている。
○燕市と綾瀬の違いは問題ではない。どちらのものづくりにも共通しているのは、見せること、見られることで価値が上がるという点。
その点をどういうやって両地域で共有するかを考えてほしい。
仕事が薄く、120台の機械に20人しか人がいない状況であれば、見せるしかない。
合同入社式、分割式OFとか、彼らがやっていないことを、こっちが見せていくことで、これから先に何を共有できるかを模索したい。
我々民間企業の役割は、行政の硬さを崩し、輪を広げること。
この取り組みに、いつまでといった期限はない。来年のテク横、次の工場の祭典までに何をしようか考えていきたい。
(4)近況
○電気代、材料高騰。大手に値上げ交渉しているが上手くいかない。相手がパートナーシップ構築宣言企業であっても難航中。
○中小企業庁からアンケート調査よく来る。受注形態変えた企業も。
インボイスナンバーの相互通知の準備しないと。
○インボイス制度は、個人事業主、1000万超えなんかの人でも意識低い。
景気は、聞くところによると南関東、関西、大阪以外はかなり低下気味。この先15〜20年で多くの中小企業が淘汰される。15〜20年には20~30%しか企業が残らないのでは。綾瀬市内で生き残り率を高めるような取り組みをしたい。
○技能実習生の採用に向け、インドネシアに年末に訪問予定。
ねんりんピックや産業まつりなど、イベントを多数控えている。
○オープンファクトリー11/24反省会(報告会)を開催。OFに関わった現場の方に来てほしい。
試作屋が閉業していると聞く。
先日居酒屋に行った際、秋刀魚の塩焼きに頭、尻尾、骨、ワタがなく、常識が変わった。もしかしたら、これまでの考え方を変えることがこの先の生き残りに繋がるかもしれない。
○血液分析器が円安で輸出好調だが、半導体不足が足枷になっているようだ。
電子部品不足は未だ解消なしで来年も落ち込むのでは。
現在は材料確保を最優先にしている。円安が130〜150円であればこの先日本は良くなると予想。
○人の確保がこれからも課題になるだろう。
今年3人採用したが、ほとんどが事務職希望。別部署活かせるとクレームになるとも聞いている。
職で採用でなく、企業に採用されているということを教育。
事務職を現場に入れると、1日で体力が限界に、運動として定期的に入れてみよう。
外国人女性数人が正社員に、日本人には正社員になりたいという気持ちがない。
円安で、日本に入る外国人が減る。
今の外国人を正社員にすることが、これからの製造業を強くする。
○トラックEV化、シート、システム支援の3本柱がかなりリスケが増えてたが、9月くらいから超好調で、遅延が出るくらい。
濃厚接触等で、60人うち1割が交代で休み、9月は皆100時間越え。
会社としては売上上がった。材料1000万/月かかるがお客さんにこれまで7年の電気代明示して20万円くらい補填してくれる。全取引今日が値上げできた。
OFで繋がった、寒川のイノベ(次世代経営研究会)定例会は毎月全員参加。年に1度メンバー全員の決算報告会等かなり勢いのある活動をしている。
○OF吉岡が始まり、若い子中心に高校生向け工場見学イベントを今年中に実施したい。これから声かかるかも。
○半導体不足が深刻。部品1つないだけで売上立たない。これまでコンタクトあった企業に積極的に営業展開をしている。元従業員が防犯メーカーにいて、試作の受注に繋がった。量産は東北が1/5くらいなので取れない。材料を溜め込んでいた半導体関係は好調。採用3ヶ月の社員が正社員目前に退社してしまった。折り込み入れて募集しているが、既存の社員レベルまで成長させることが難しい。少数精鋭でも回るような仕組みを考えねば。
○先週F Mカオンでた。11月決算。今季は史上最大売上&利益。在庫を大量に仕入れているので利益が上がった。税務署が8月からずっと入っている。
人間ドックは福利厚生ではない等、かなり細かく突っ込まれている。
12月は3年ぶりの忘年会を決行、BBQ140人殆ど参加した。忘年会もほぼ全員。ビンゴの景品は超豪華。社員みんなタダで、家族もタダ。
委員のキュービクル受注した。
12月ベトナム渡航。
ノーブルでも製造部門はかなり厳しい。一環で受注し、他部門でカバーしている感じ。
値上げ断行したが何とかすすんだ。
○BtoC 展示会(ギフトショー)経由でTBS所さんのお届け物に出演、売上増加。Amazonが好調。BtoCコンサルを検討中
○その他
・忘年会→2月6日 新年会
・中島委員セミナーは3月頃
綾瀬イノベーション推進委員会
綾瀬イノベーション推進委員会は「ものづくりのまち あやせ」の経営者等で組織された任意団体です。持続可能な「ものづくりのまち あやせ」を目指し、中小製造企業の持つ共通課題の解決や、新たな価値の創造(イノベーション)にむけ、セミナーの開催・行政への施策提案・他地域団体との連携を図っています。
○結成:平成27年10月
○委員数:14名(R4.4時点)
○委員:市内中小製造業若手(創業2代目)経営者及び幹部
○事務局:綾瀬市 工業振興企業誘致課
○目的:
・市内製造業の技術力のPR
・市内製造業の方向性の模索
・企業集積を活かし、業種・業態の違いを超えた"ものづくりネットワーク"構築の推進
・協同受発注の誘発
・企業経営者目線による、市内企業が必要とする施策についての検討
○活動:
①他地域工業団体等(大田区、大東市など)との交流(平成28年6月~)
両組織の視察や情報交換を行い、ビジネス交流の実施。
②イノベーションものづくりプロジェクト(平成28年11月)
一般公募型ものづくりプロジェクト・子どものころの夢、日常の困りごとを市内企業の技術を活かし解決することで、技術力のPRを行う。
③あやせ工場合同入社式・合同研修(平成29年4月~)
市内に就職した新人を対象にした合同研修、合同入社式を実施。
若手同士のネットワーク構築、人材定着を目指す。
④経営課題を抽出し産業振興施策の検討、地域ブランディングの提言
人材確保・定着、女性・外国人の活躍、障がい者雇用、販路拡大、技術大会、etc